【イスラム】2019年8月11日は犠牲祭【ldul-Adha】
Assalamualaikum!
2019年8月11日はイスラム暦1440年の犠牲大祭の日です。
犠牲大祭は"Idul Adha(イデュル アデュハ)"と言います。
インドネシアでは毎年祝日になります。
イスラム教徒にとって特別な日、犠牲大祭について書いていきたいと思います!
犠牲大祭ってなに?
犠牲大祭とは、イスラム教の宗教行事の1つです。
犠牲という名前からして、少し怖いですよね。
犠牲大祭の由来
犠牲大祭はアッラーがイブラヒームを試したことに由来します。
コーランに書かれた物語を簡潔に書いておきます。
アッラーはイブラヒームの信仰心を試し、イブラヒームに自身の息子を殺すように命じました。
イブラヒームとその息子が命令に従い、実行しようとした時に、アッラーはそれを止めて、息子の代わりにヤギを授け、それを殺すように言いました。
アッラーはイブラヒームの信仰心に報いました。
コーランに書かれたこの物語から、現在でもイスラム教徒はアッラーへの信仰心を示すため、イブラヒームと同様の行いをしています。それが犠牲大祭です。
僕が持っている日本語訳のコーラン(クルアーン)は日本語も簡単でとても分かりやすいので、詳しく読んでみたい人にはおすすめです。
アラビア語は併記されていないので、気軽に手にできると思います。
インドネシア人イスラム教徒は何をするか
貧乏(普段の食事ですらままならない人)でない人は、貧しい人のため、牛や山羊を買って、モスク(Masjid)や恵まれない人たちの集まる施設に寄付します。
僕の妻も毎年、自分で山羊を施設に送っていると言っていました。
今年は僕も妻と一緒に山羊を1頭、インドネシアの施設に送りました。
あとで僕たちが送った山羊の写真がもらえるので掲載するかもしれません。
当日、インドネシア人イスラム教徒は朝にモスクに集まり、礼拝をします。
礼拝が終わったら、寄付で集まった牛や山羊を犠牲にして、その肉をみんなで分け合います。
お昼頃には家族や近隣の人と食事を楽しみます。
犠牲大祭を目前にして
正直なところ、実際に動物が目の前で解体されるのを見ると、イスラム教は血生臭い宗教だと思うかもしれません。
しかし、よくよく考えてみると、これが本来の自分たちが目を背けている自然の摂理なのかなと、とも思います。
僕は結婚を機にイスラムに改宗したので、まだまだ分からないことが多いですが、コーランを読んでいると血生臭さと同時に人間らしさも感じます。
犠牲大祭を目前にして、ブログを書き、イスラムを再考する1日になりました。
犠牲大祭の当日の様子はまた後日書きますね。
それでは、Assalamualaikum!